「撫順の奇蹟を受け継ぐML」http://groups.yahoo.co.jp/group/uketugu/
(注:ヤフーグループ内のMLのためリンク見ることができない方もおられると思うので全文引用しますが一応個人名の部分は削除もしくは伏字にしています)
基本、浅野氏出馬に好意的なやり取りである。石原氏三選に危機感をもってのことだろう。
しかしながら、というか当然だと思うが、それに異を唱える人がいる。
http://groups.yahoo.co.jp/group/uketugu/message/8937
別に共産党の肩を持つわけではありませんが、赤旗に書いてあることが事実であるとすれば、私は浅野氏を支持する気にはなれません。
石原氏より浅野氏の方がましであることはその通りでしょうが、だからといって共産党の候補より浅野氏の方がましだということにも、根拠を感じられません。
実際に浅野氏が宮城県知事としてどのように県政を行ってきたのか、赤旗の内容が事実無根なのか、またはそのこと(今までの宮城県政)と「石原氏との違い」とは別問題として片づけるのか、浅野氏を応援する人たちに聞いてみたいところです。
少なくとも宮城県において、浅野氏の県政に自民党が大きな反対をしてこなかったということは、大枠としては浅野氏は十分「自民党」的であり、したがって石原氏ほどひどくないにしても、日の丸君が代の強制や外国人への抑圧など、自民党の方針に「逆らう」可能性は低いのではないかと思います。そのへんはどうなのでしょうか。
このままではまた共産党候補や浅野氏や黒川氏に票が分散し、石原氏が勝つ可能性もあります。浅野氏が早くから立候補を表明していたのならとにかく、共産党候補を嫌ってわざわざ浅野氏に立候補を勧めたのであれば、その理由を共産党支持者にもはっきり説明するべきでしょう。
私はむしろ、なぜ共産党候補に支持を「統一」できないのか、共産党候補のどこに問題があるのかを具体的に問題にしていくべきではないかと思います。そうでなければ「常識ある」共産党支持者は、浅野氏を支持できないでしょう。
まったくその通りだと思う。
それに対し以下のレス。
http://groups.yahoo.co.jp/group/uketugu/message/8939
ご意見、全く正論です。極めて論理明快で反論はしません。
今はまだ、浅野さんのマニフェストが出ていない段階で,外野があれこれ言っても仕方がない段階です。
近いうちに出れば、具体的に生産的な論議ができるでしょう。
ただひとつだけ、すでにハッキリしていることがあります。4月8日の投票で共産党候補の方が最大票を得る可能性は完全にゼロであるという現実です。述べましたようにだから候補者を立てるななどとは主張しません。
政治性党なら独自候補を立てる権利があるからです。にもかかわらず、この際,わたしが浅野氏を支持したいのは、石原を阻止したいからです。
共産党は石原、浅野を同じ穴のムジナと決めつけていますが、そうではないでしょう。宮城県政で借金が増えたのは事実です。だからといって情報公開で汚職を一掃し、福祉を推進したのも事実です。保守的な県議会が日本一の議員立法の県議会になったのは、やはり彼の県政下で自民党議員をも含めて民主主義が促進されたからです。
オール野党の議会でここまでやったのは大したものです。現在,似た立場のブッシュとは反対に、保守的な議会をそれなりにコントロールしたのは、やはり大した政治力です。その実績と能力をわたしは買います。
もし彼が、知事として日の丸君が代問題をうやむやにするようなことが起これば、そのとき厳しく批判すれば良いのです。少なくとも石原より聞く耳を持っているでしょう。
残念ながら共産党の姿勢は、20年代末にスターリンがドイツの社会民主党を「社会ファシスト」と決めつけ、ナチ党と同列に置いた誤謬と同じです。結果は左派が分裂し、ナチが最大党になりました。
イタリアとドイツでファシスト政権が成立し、その後、人民戦線戦術をとりましたが,手遅れで世界大戦になりました。この史実から学ぶべきであろうと思います。毛沢東や周恩来が優れていたのは、そのような矛盾を当時すでに見抜いていたことです。だから二度に渡る国共合作を経て帝国主義を排除できたのです。
わたしは、おそらく黒川氏の立候補は、浅野陣営を割るための石原側の陽動作戦だと見ています。浅野マニフェストが出れば、それに対して限りなく近い政策を訴える作戦に出て、有権者をかく乱し、主要な敵を分裂させる(もちろん石原側と裏で話し合ってのことでしょう)作戦でしょう。その上で山本さんが危惧されるような相対的に石原の最大得票を確保するというものです。共産党ではなく、右派の方が中国共産党史から学んでいるとすれば喜劇ですね。だが、民主主義にとっては悲劇です。○○さん、みなさん、どうでしょうか?
これで「終わり」である。ほかの誰からも何の反論もない。時々、浅野支持の投稿があったり、共産党批判の投稿があるのみである。
確かに歴史に学ぶことは大切なことであろう。しかしながら、ドイツの例をすっぽりと当てはめて終わりでいいのだろうか。
少なくとも「阿修羅」や「AML」では誹謗中傷もありはしたが、注目すべき議論も活発で学ぶところは多かった。
結果、共産党のおかげで「ナチス党が最大党」になったわけだが、その後、どんなコメントが寄せられるのかと思ったら「残念でした。次に備えましょう」とのことだ。
そのようなことは百も承知で「日本共産党員」あるいは「その支持者」は活動されているはず。目先のことで安易に譲歩できることではないのだ。次に備えるべく。
私は大規模留置場問題で共産党が闘っていない(臨港署の契約案件に反対したのは福士氏と伊沢氏の2人だけで共産党は賛成しました)障害者が基本的にエントリーできない東京マラソンを共生マラソンと偽るかのような記事をしんぶん赤旗に載せる共産党のオリンピック批判は信用できないの2点の理由から浅野氏支持とMLの中で明確に発言しているでしょうが。
この私の投稿の中味についてあなたは批判したんですか。
3月2日のしんぶん赤旗の浅野氏批判の記述が新聞とweb上で違っていることを指摘してその理由について尋ねたときだってみんな黙殺でしょうが。
浅野支持者が石原三選阻止のための御都合主義者ばかりだなんて冗談じゃありませんよ。
一般の人が確認できないMLの中味を恣意的に公開するのはおかしいでしょう。
共産党支持者はこういうところでもウソばっかりつくんですね。
なお、浅野氏は東京マラソン・フル出場で申請を却下だそうでしたね。マラソン愛好自体は、健康的でとても素敵なこと(笑)
PPFVさん、どうも失礼いたしました。
私では役不足かもしれませんが、精一杯答えさせていただきますので、ELMの日記様も私の質問に答えていただければと存じます。
>浅野さんはご指摘の東京マラソンへの参加申請を出してましたよね?
はい、してました。抽選に外れたとのことでした。
>その点については、浅野さんに質問なりしてみたのかな?お答え願えますか?
当然しております。
>まずは、ご自分の支持する人物に関して、正しい認識を持った方がいいと思うよ。
でないと、あなたのご意見など信頼に値いせずだね。
意味が全く分からないんですけど。もう少し説明していただけますか。
東京マラソンの運営や東京マラソンの報道について批判したことはありますが、東京マラソンに参加することを問題にしたことなど私は一度もありません。
したがって浅野氏が個人的にエントリーしたことを問題にしたことはありません。
あなたの質問にはきちんと答えましたので、今度はあなたが私の質問に答える番です。
まずは2月19日のしんぶん赤旗の必要部分を引用します。
(引用開始)第1回東京マラソンは18日、東京都庁から東京ビックサイトまでのコースで行われ、車いすを含む男女のフルマラソン(42.195キロ)と10キロの部に合計3万人を越えるランナーが参加しました。
この大会は昨年までの東京国際マラソンと東京シティロードレースが統合されまし
た。雨で肌寒い中、副都心の都庁前をスタート。皇居、銀座、浅草なども巡る新しい
コースを競技者と市民ランナーが走り、アジア最大規模のマラソンになりました。(引用終了)
この記事を読んで私が疑問に思った項目を列挙しますのでELMの日記様、私の疑問点にお答え下さい。よろしくお願いします。
1、東京マラソンの位置づけ
NPO法人東京オリンピック招致委員会の18年度事業計画書には『平成18年度は、東京都主催の「東京大マラソン祭り」をはじめ、国内外で開催される様々な競技大会や会議等において、東京オリンピック招致に関する活動を行うなど、招致機運の盛り上げを推進し、広く都民・国民に東京オリンピック招致の支持拡大を図る』と書かれていますので、東京マラソン2007は東京オリンピック招致の一環としてとらえる視点が必要だと私は考えておりますが、ELMの日記様のご見解をお聞かせ下さい。
2、日程設定の問題
日本唯一の移植者の部があった東京シティロードレースは大体5月の終わりから6月初めの時期に行われていました。これは障がいのある人特に移植者の免疫抑制剤の効きを考えての日時設定と言われております。東京マラソンが東京シティロードレースを引き継いだ以上日程上の配慮がされてしかるべきなのになにもされていません。私はこのことは問題だと考えますが、ELMの日記様のご見解をお聞かせ下さい。
3、青梅マラソンとの関係について
東京マラソン2007より早くエントリー、日程を決めていた青梅マラソンと東京マラソン2007が同日開催になってしまい、青梅マラソンの方が日程を前倒しして行う羽目になりました。こういうやり方は横暴であり、石原都知事の三多摩軽視の姿勢の表れだと私は思っていますが、ELMの日記様のご見解をお聞かせ下さい。
4、参加費用について
東京マラソン2007は1万円(10kmは5000円)の参加費用がかかります。これは以前の東京シティロードレース、東京国際マラソンと比べて高額な上になぜこの額になったか公式には明らかにされておりません。高い費用は市民マラソンを標榜する東京マラソンにふさわしくないものと私は考えておりますがELMの日記様のご見解をお聞かせ下さい。
注)なぜあの費用になったか情報提供を受けて個人的には知っておりますが、信頼に値しないらしい私がELMの日記様に教えてさしあげるなんておこがましいので黙っておきます。
5、全体経費について
全体経費として東京都が1億円支出しています(中味はほとんど広告宣伝費)。市民マラソンに東京都が1億円もの金を支出するのは問題だと思いますが、ELMの日記様のご見解をお聞かせ下さい。
また、来年以降も1億円の支出を予定しています。企業協賛金は予定の額より多く集まったので、減らすべきだと私は考えますがELMの日記様のご見解をお聞かせ下さい。
6、動員について
東京大マラソン祭りとしてコース13箇所でイベントが行われました。このイベントに小学生などが動員されて神田囃子やブラス演奏をするコーナーもありました。市民マラソンで行政が出しゃばるのは望ましくないと思いますが、ELMの日記様のご見解をお聞かせ下さい。
7、マラソンの政治利用について
東京マラソン2007の実行委員会に石原慎太郎氏の名前はありません。それにも関わ
らずスターターとしてピストルを撃つ。これはマラソンの政治利用以外の何物でもないと考えますが、ELMの日記様のご見解をお聞かせ下さい。
最後に私が指摘したことに関してしんぶん赤旗では一切紙面にしておりません。
この程度の取り組みで共産党がこれから来るべき東京オリンピックを批判できるのかに対して私は不安に思っていますが、ELMの日記様はどうお考えですか。
共産党の姿勢が十分というのならその具体的根拠を提示した上で、無知な私にも分かるようにご説明下さい。
吉田万三氏の公約を使って説明するつもりなら、それを使っていただいても一向に構いません。
吉田万三氏の公約に対しても私は疑問点を持っていますので、そちらに対しても質問する用意があるとだけ予告しておきます。
私と比べてELMの日記様は「正しい認識を」お持ちのようですから遠慮せずにご自身の「ご意見」を開陳してください。
それではよろしくお願いします。
むしろ、ドイツの例と中国共産党“軍”と国民党“軍”が同盟した「国共合作」とを比較しようとする論者の歴史への無知が恐ろしいです。。。
事務局 アツミ マサズミ殿
大変丁寧なお返事、心より感謝申し上げます。
さて、「しんぶん赤旗」記事を引用されてのご質問ですが、私は共産党員でも、読者でもありませんから、お答えのしようがありませんね。私は過去に、何度も共産党と対立もしてきていますし。
ただ、今回の都知事選では、貴方とは異なる観点から、吉田万三氏を支援した者です。ご質問の件は、共産党本部などに直接、ご確認された方がよいのでは?
以上
おっしゃるとおり、撫順の奇蹟を受け継ぐMLにはいろんな人がいます。
私の本意は本日のエントリーにあるとおりです。誤解なさらぬよう宜しくお願いいたします。
>「ドイツでヒットラーの台頭を許したのは共産党が社民党と協力しなかったせい」というのは、端的に言って誤りですね。
なるほど。「完全比例代表制」ですか。そういうことに無知な私には「納得」のご指摘です。確かにそれだと左派の勢力図が変わるだけなんですね。
後段の件については、また機会がありましたら、もすこし詳しく語っていただけるとありがたいです。参考文献などもしありましたらご教示ください。
私に対してあなたはこのような発言をしましたね。
>まずは、ご自分の支持する人物に関して、正しい認識を持った方がいいと思うよ。
私の認識が正しいか間違っているのかお答え下さい。
>でないと、あなたのご意見など信頼に値いせずだね。
私の意見が信頼に値するのかしないのかお答え下さい。
よろしくお願いします。
ELMの日記様のこういう書き込みが残っている限り私は質問を続けるつもりです。
嘗てのドイツで共産党が果たした役割については、単なる「選挙制度」論のみならず、当時のコミンテルンの「社会ファシズム」の方針など、当時の「運動」全体の路線を見た上で論ずるべきだと思いますが、如何でしょうか。
一応、ご参考までにウィキペディアから引用してみます。
・「社会ファシズム論」(社民主要打撃論)
●「社会ファシズム論(Sozialfaschismusthese)とは、とりわけ1920年代後半から1930年代半ばまで、ヨシフ・スターリン、コミンテルンおよび各国の共産党によって主張されていた、社会民主主義とファシズムを同一視し、ファシズム勢力より社会民主主義勢力への敵対と打倒を優先させようとする主張および運動方針(「社会民主主義主要打撃論」とも言われる)。ナチス伸張期のワイマール共和国時代のドイツ共産党の実践によって顕著であった。
●「社会ファシズム論とは、社会民主主義とファシズムを双子として同一視する見解である。こうした見解が生じた背景としては、ドイツ革命直後のドイツ社会民主党とドイツ共産党の路線対立や、ネップ(新経済政策)後に左傾するソ連内部において、路線対立が先鋭化していたことなどが挙げられる。この種の考え方は1920年代前半よりあったが、コミンテルン全体の方針とされていくのは1920年代末のことであり、1929年の第十回コミンテルン執行委員会総会は、社会ファシズム論を明示した。」
●「この路線に従ってドイツ共産党はドイツ社会民主党を敵視し、そのために議会では反社会民主党的な行動を繰り返した。ドイツ共産党の武装組織「Rot Front-赤色戦線」が社会民主党党員を襲撃したり、「ワイマール政府反対」を掲げナチスの労働者組織と共闘してストライキを行ったりした。このことは、同じく反社会民主党の姿勢を打ち出すナチスを結果的に利することになった。世界恐慌下でこうした左派政党内の対立がみられたことは、大衆の彼らへの失望とナチスへの期待を助長させた。また、ナチス政権成立の直前までドイツ共産党とドイツ社会民主党の合計議席数はナチスを上回っており、両政党が連携していればもっとファシズムに対抗する効果的な方策を打ち出すことも可能であった。ドイツ共産党の指導者エルンスト・テールマンは「ナチスに政権を取らせよ。ナチスには政権担当能力などなく、そうすれば明日には共産党が政権を取るだろう」と語っていた。しかし、結果的には1933年にヒトラー政権が成立し、「ヨーロッパ最強」と言われたドイツ共産党は弾圧によって暴力的に急速に解体されることになる。ナチス・ドイツの政府は、1935年3月には再軍備を宣言した。こうした中で、1935年のコミンテルン第7回大会では人民戦線戦術が採択され、反ファシズムのために諸勢力が結集する方針が示された。これにより社会ファシズム論は否定されることになった。」
お返事、ありがとうございます。お答えしましょう。
まず、一番目。私はいろんな掲示板などで、都知事選は「統一」しなければ勝てない、と書いてきました。結局、市民団体の擁立運動で推された人物は、浅野史郎氏。さらに、擁立運動が始まった時点から、猛烈な吉田氏降ろし・共産党降ろしの、ネットなども使った働き掛けが進められてきました。候補として浅野氏について、私の評価は×です。私はヘソ曲がりですから、共産党の様な観点ではなく、浅野氏の考え方に批判的なのです。格差是正を解決する経済政策を、浅野氏は「経済成長」としています。財政の厳しい宮城県政に12年間も携わりながら、構造改革による格差拡大を実感しておらず、さらに格差是正には「再配分」より「経済成長」をというのは、格差社会の問題に対して、私たちと立場を共有できる候補ではないというのが、私の浅野観です。そして、浅野氏の名前が出た時から、これでは統一も勝利もないだろうと予測しました。もう何度も選挙を観てきましたから、勝てる候補者かどうかなんて、よく分かりますよ。選挙中盤から、浅野氏の支持率は伸び悩んでしまった。この事態は、候補者本人と選対の責任によるところが大きい。宮城で成功した方法は、東京では通用しないのです。ですが、浅野氏に大きな期待を抱かれて支援された方々をも、浅野氏同様に批判しようとは思いません。アツミさんが浅野氏を信頼して支援されていたことを、前段の文章で理解いたしました。ぞんざいな物言いを訂正し謝ります。
さて、二番目。東京マラソンについてですが、これはアツミさんが大変熱心に取り組まれている問題ですね。
敬服いたします。充分に信頼に値すると訂正いたします。東京マラソンは幾つもの問題を含みます。その最大のものは、石原都知事による選挙対策用の政治利用で、顔写真くっきりの花粉症ポスター同様の露骨な事前運動に他なりません。さらに不当な扱いをした青梅マラソンにも、スターターとして登場していますが、明らかに選挙を意識した行動でした。確か再来年の秋でしたか、ロンドン後の開催地を決めるIOCの会合は。アツミさんはお分かりでしょう、実際は招致など殆んどムリなことを。その時までに、石原氏を追い詰めなければならないと思っています。つまり、リコールの機運を作りだせないかと。
都議会はいずれ、民主党は与党に戻るでしょう。アツミさんの気に入らない共産党かもしれませんが、利用する柔軟さを。
紹介いただいたWikipediaの資料は、本エントリーでレスとして紹介させていただいた投稿を読んだときに、私なりに調べて一度目を通しております。
私が「ドイツの例をすっぽりと当てはめて終わりでいいのだろうか。」と申し上げたのはまさにそのことで、当時のドイツの政治状況に無知な私にとってはその程度の「疑義」を呈することぐらいしかできませんでしたが、ただ、一方的に共産党による歩み寄りのみを(暗に)求めるような発言には違和感を感じざるを得ませんでした。少なくとも今の日本の政治状況を考えたには民主党による歩み寄りという選択肢があってもよいのではないでしょうか。
また小川さんのコメントで(自ら前置きして「選挙制度」面からとことわられていますが)、少なくとも選挙制度の面においては、「過去の誤謬」に学ぶという事例としてはまったくそぐわないものであることが、わかりました。
戦前の「社会ファシズム」論に対する日本共産党の見解は、公式の党史「日本共産党の八十年」などにも載っていますが、端的に言うと<社民主義勢力とファシズム勢力を一括りにするコミンテルンの「社会ファシズム」論は反ファシズム闘争にとって有害であり、誤りであった>というのが日本共産党の立場であると思います。
PPFVさんすいませんでした。
ELMの日記様の文章に意見をつけて終わりにします。
浅野氏の評価に対してはいろいろあると思います。共産党の批判もすべて間違いではないでしょう。
ただし批判をするなら次の日に一部訂正をするようなあやふやなものではなく、きちんとしたもので批判すべきでしょう。
オリンピックの批判についてもそうです。浅野氏の最終的なマニフェストと吉田氏の公約でオリンピックでは大きな違いがなくなったのなら、あえて批判をしなくても良いのに、3月6日の記者会見を使って批判する。こういう目的のためには手段を選ばないたぐいの批判の仕方は良くないし、批判する側の品位が疑われます。
現実に革新都政をつくる会のオリンピック批判は本当かといったたぐいの問い合わせが相次ぎ説明にまわるという羽目になりました。
ついでに黒川氏のオリンピック中止批判もしないとダメでした。革新都政をつくる会は日本会議暴露で黒川氏批判を済ませていると考えているようですが、黒川氏全体の批判としてはそれで十分かもしれませんが、オリンピック批判としては全く不十分です。
オリンピック白紙撤回の吉田よりオリンピック中止の黒川の方が反対の姿勢が鮮明だから黒川氏という連絡が複数あったくらいですから。
最後に下記のアドレスにオリンピックについての私の文章が載っていますのでそちらを参考にしていただければと思います。
http://www.janjan.jp/area/0703/0703010834/1.php?action=table&msg_article=60839#bbs
今更ながら僕は、ドイツ共産党が社会ファシズム論を受け入れたのは第一次大戦と、ローザ=ルクセンブルク&カール=リープクネヒトの一件のせいではないかと思います。
右寄りと言われるウィキでも、社会民主党がローザ・カールの死に責任があると主張しています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AF
また、情報まことにありがとうございます。