2010年11月17日

魂を売って(たとえば)宝島社国家に成り下がるのか?

武器輸出、欧・韓・豪にも 三原則緩和、民主提言へ(東京新聞2010/11/17)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010111702000040.html

 民主党の外交・安全保障調査会(中川正春会長)がまとめた武器輸出三原則の見直し案が十六日、明らかになった。武器輸出禁止を定めた三原則の例外としている米国に加え、英国、フランス、韓国、オーストラリアなど武器輸出管理の厳格な国も例外化して禁輸を緩和する。同調査会は月内にも政府に提言。これを受け、政府は年内に策定する新たな「防衛計画の大綱」(防衛大綱)に三原則見直しを盛り込むかどうかを検討する。


平和主義の理想などどこ吹く風、ましてや民主党に寄せた護憲派の期待など軽くせせら笑うがごとき態度である。「国民の生活が第一」なわけもなく、あくまで「財界の意向が第一」ということなのか、ゆえに取っ掛かりも早いもんだね。
アメリカは軍需産業が命。宝島社は付録が命(あ、関係ないか)。日本も平和主義という魂を売り払って付録・・あ、いや武器を売るのか。宝島社みたいに(あ、関係ないか)。
それにしても時代が時代とはいえ、武器輸出三原則の厳格化に踏み切った三木首相はなかなか思い切ったことが出来たもんだなあと、今さらながらに思ったりもする。
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2009年10月22日

ふお〜んな話

北朝鮮船舶貨物検査法成立へ 海保主体、臨時国会で(東京新聞2009/10/22)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009102201000383.html

 社民党は同日の常任幹事会で「任にあたるのが海保だと明確になった」(重野安正幹事長)として提出を了承。これを受け同法案は臨時国会で成立する見通しとなった。


 平野博文官房長官は22日午前の記者会見で、法案提出について「国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議に基づき、関係国として対応するための措置だ」と強調した。


《参考》
海自の活動参加可能に/政府 貨物検査特措法案を提出
解説/貨物検査特措法案/現行法で対応できる(しんぶん赤旗2009/7/8)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-07-08/2009070801_04_1.html

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2009年10月14日

喫緊の課題は「雇用対策」

鳩山政権発足後、まもなく一ヶ月、期待と不安と疑念をもって見つめている。
「八ッ場」も「ハブ」も「脱官僚」も大事なんだろうけど、まず喫緊の課題は「雇用対策」である。にもかかわらずこの一ヶ月私の知る限り「雇用対策」に関する目立った動きはなく、選挙前「労働者の悲痛な叫びが聞こえないのか!」とその緊急性を訴えていた人たちも何となく静か。新政権を長い目で見て行こうと?
「雇用対策」を相変わらずしつこく取り上げるのは「赤旗」ばかり。

雇用対策は急務/政治の責任で生活・再就職支援(しんぶん赤旗2009/10/7)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-10-07/2009100702_03_1.html

でも、ここへきてようやくこんなニュース。このことこそ真っ先に取り組むべき、そして取り組めたはずのことなのだが。ともあれグッドニュースだ。期待したい。

反貧困ネットワークの湯浅氏、国家戦略室の参与に起用へ(朝日新聞2009/10/14)
http://www.asahi.com/politics/update/1014/TKY200910140235.html

 菅直人副総理兼国家戦略担当相は14日、国家戦略室の政策参与として、「反貧困ネットワーク」事務局長の湯浅誠氏(40)を起用する方針を固めた。湯浅氏は昨年末に東京・日比谷公園にできた「年越し派遣村」で村長を務めるなど、貧困対策に取り組んできた。現場からの意見を踏まえた失業者・貧困対策面での政策提言が期待されている。

 政策参与は非常勤で専門知識を生かして助言する。湯浅氏は同日、朝日新聞の取材に対し、「現場は昨年よりもひどい状況だ。再び派遣村を実施しなくてもすむよう、年末まで精いっぱいつとめたい」と述べた。

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2009年08月31日

史上空前の政権交代劇、でも民主の得票数は自民の1.2倍

衆院選の結果、ちまたでは「民主党勝ち過ぎ」との声もあるけれど、「勝ち過ぎ」という点でいえばほぼ想定内だろう。選挙を前に「勝ち過ぎ」を危惧する声を上げた人は妥当な読み、選挙直前にもなって相変わらず「民主を批判するヤツは敵だ!」と激昂する人などは、だいたい読み甘すぎ。とはいえ私自身は社共ともに議席減らす可能性高いと思っていたので読み辛すぎ。とりあえずは議席確保で良かったと思っている。
で、ひとまずは憎き「自公」の凋落見て皆さん溜飲を下げておいでのことと思うが、何が「憎かった」のかしっかり覚えておく必要がある。なかには溜飲下げたとたんに忘れちゃう人もいそうだし、そもそも「懲らしめるため」なんて言ってる人は次回は間違いなく「自公」に投票するんだろうし、あるいは「民主党も期待はずれ」となったときには見事に忘れて「やっぱり自公」なんていう人も結構いそうだ。ましてや党名が変わろうものなら自民党の悪行などはるか忘却のかなた・・・とか。
史上空前の政権交代劇といっても内実は以下のようなことだから、要はいかようにも転ぶということだ。

衆院選:民主小選挙区、5割の得票率で7割の議席(毎日新聞2009/8/31) http://mainichi.jp/select/today/news/20090831k0000e010071000c.html

定数300に占める獲得議席数の割合(議席占有率)は民主党73.7%、自民党21.3%で、その差が3.5倍だったのに対し、得票率は民主党47.4%、自民党38.7%で差は1.2倍しかなかった。

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2009年08月27日

世界の動きをよそに頑なに「法人税増税」を語ろうとしない面々

富裕層増税 韓国も/大企業優遇廃止 庶民減税を拡大(しんぶん赤旗2009/8/27)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-08-27/2009082701_02_1.html

韓国政府は25日、大企業と富裕層に増税し、低所得層への減税措置を拡大する税制改正案を発表しました。経済危機で悪化している庶民生活の安定と国家財政健全化が狙い。9月中に関連改正法案を国会に提出します。


これかなり重要なニュースだと思う。本質的な政策転換である。少なくとも世界はそんな転換あるいはその議論をせざるを得ない段階に来ているんだと思うけども、この日本では頑なに法人税増税(正確には法人税優遇廃止、消費税を導入当初の目的のために使うというだけのことだ)を語ろうとはせず、あくまで消費税増税にこだわる姿勢は相変わらずだ。自公はもちろんのこと、民主党も消費税増税を先送りというだけで基本その姿勢は変わらない。ネット言論見ても共産党系ブロガー以外でそのことに積極的に言及するのは私の知る限り数えるほどしかおられない。
そこに手をつけない限り根本的な生活者重視の政策などありえないし、したがって民主党がいう「生活者重視」も眉に唾して聞かざるを得ない。企業について言えば、おのれの社会的責任を放棄しておきながら国際競争力を語るなどほんと笑っちゃうのである。

しんぶん赤旗より関連記事をいくつか拾っておく。

主張/財源論議/軍事費と財界を聖域にするな(しんぶん赤旗2009/8/9)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-08-09/2009080902_01_1.html

主張/「国際競争力」論/破綻した口実にまだすがる(しんぶん赤旗2009/8/16)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-08-16/2009081602_01_1.html

データでみる総選挙の争点(1)
大企業応援から家計応援へ
大企業に応分の負担/社会保障は国の責務(しんぶん赤旗2009/8/19)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-08-19/2009081907_01_1.html

大企業は応分負担を/根拠ない「海外に逃げる」(しんぶん赤旗2009/8/22)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-08-22/2009082204_02_1.html
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2009年08月01日

[産経新聞]民主マニフェスト“身内”から批判

民主マニフェスト“身内”から批判(産経新聞2009/8/1)
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090801/elc0908010945005-n1.htm

 土屋都議はホームページに「ふざけるなマニフェスト! 本心をひた隠し」と記述。政策がマニフェストから抜けていることについて、「そんな政策を掲げて選挙をやれば民主は『第二社会党』だと批判を受けるからだ」としている。

民主党の政調幹部らは 「われわれが選挙で国民に示して約束するのはマニフェストであり、政策集は公約ではない」と釈明しているが、土屋都議はこうしたやり方を「ねこだまし」「姑息(こそく)」などと批判。「政党たるもの、議員たるもの、政策は正直に国民に示して選挙を行うべきだ」と反発している。


「ねこだまし」「姑息」という評価は正しい。しかし、マニフェストから抜け落ちた部分が本心だと?せっかく左派がたいして騒いでいないのに、勘違いした右派が騒いでしまうという・・・。こういうの「やぶへび」って言うんですかね。

拙ブログ関連記事
そもそも民主党は左派の思いに応える必要があるのだろうか(2009/6/4)
http://ppfvblog.seesaa.net/article/120834457.html
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2009年05月29日

くだらん記事ですがおもしろかったので

鳩山代表、候補者調整でうっかり発言 国民新激怒で釈明(朝日新聞2009/5/29)
http://www.asahi.com/politics/update/0529/TKY200905290262.html

 民主党の鳩山代表は29日、衆院神奈川1区の候補者調整をめぐる自らの発言で、釈明に追われた。一本化の見通しを早まって口にし、同区で競合する国民新党の反発を招いたためだ。

 両党が別々の新顔を擁立し、難航していた同区の調整について、鳩山氏は28日、記者団に「国民新党が神奈川1区から候補を出すことはやめたと伺った。大変ありがたい決断だ」と明言した。

 ところが、国民新党は「なお調整中」との立場で、発言を伝え聞いた亀井静香代表代行は激怒。29日の両党の幹部協議でも、民主党の菅直人代表代行、岡田克也幹事長らに「今日は(出席は)地球人だけか」とこぼし、「宇宙人」とも呼ばれる鳩山氏への不快感を示したという。

 鳩山氏はその後、改めて記者団に「メディアの一部の方から伺ったものを早く申し上げすぎてしまった。亀井代行には伝え、真意を理解してもらった」と釈明した。


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2008年04月30日

人の金銭感覚の不思議なこと

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ガソリン値上げ! 暫定税率復活(毎日新聞2008/4/30)
http://mainichi.jp/select/wadai/graph/20080430/index.html

暫定税率復活のニュース。多くのスタンドは明日から値上げということらしいのだが、案の定、会社帰りに見かけるガソリンスタンドはどこも長蛇の列だ。場所によってはガソリンスタンドに入ろうとする車で渋滞さえ引き起こしているところもある。
まあ気持ちはわからないでもないが、一回きりの給油、せいぜい満タンにして1500円程の「お得」ということになろうか。長蛇の列にご苦労なことである。
誤解しないでいただきたいのだが、たかが1500円などと言う気は毛頭ない。1円でも無駄にしたくないのは私も同じである。
しかしながら、私が甚だ不思議に思うのは、一回きりの「1500円」にこれほどの執着を示す人々が、ずっとこれまで払ってきた「1500円」や、ずっとこれから払っていく「1500円」をどう思っているんだろうということ。
まことに人の金銭感覚というのは不思議なものである。

ガソリンスタンドの長蛇の列には忍耐強いのに、選挙におもむくのはメンドウという・・・これもまた不思議。
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2008年04月28日

先達が残してくれたものは唯一教訓

陸自、銃携え街行進
「創設100周年記念」 帝国陸軍を継承 津市(しんぶん赤旗2008/4/27)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-04-27/2008042701_02_0.html

 同駐屯地司令兼第三三普通科連隊長の甲斐芳樹一等陸佐は、地元新聞に寄せた「創設百周年を迎えて」と題した一文で、陸軍歩兵三三連隊を「日露戦争、支那事変に参戦し数々の戦果をあげ精強部隊として名をとどろかせた」と持ち上げ、「輝かしい歴史と伝統を後世に継承したい」と発言しています。


「輝かしい歴史と伝統を後世に継承したい」とはまさに驚くべき発言、冗談じゃない。そんなもの全否定されたところからこの戦後は始まっているんだから。背中から亡霊に取り憑かれて目隠しでもされているのかどうかは知らないけれど、そんな人を救うためにも日本国憲法は存在してるんじゃないだろうかね。

ちょっと参考までに、そんな時代錯誤発言の背景のひとつが垣間見える「読売」の記事。

100年前のたたずまい今も  久居駐屯地(読売新聞 連載三重地域版:近代遺産)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/mie/kikaku/026/41.htm

 現在、駐屯地の隊員は約1000人。3年ほど前から、資料館の管理や駐屯地を見学に訪れる人たちの応対に携わっている広報室の岩屋繁成さん(40)は、「多くの先輩たちの労苦のうえに今がある。その意味でも資料館などを大事に守っていきたい」と力を込める。


「多くの先輩たちの労苦のうえに今がある。」っておっしゃるけどどうだろうかね。「今がある」というのは「今の33連隊がある」ということだと思うけれども別に先達のおかげというわけでもなかろう。ひとえに「アメリカのご都合」のおかげなんじゃないかと思うわけだが。弱者へのまなざしが希薄な人ほど、どうもこういう話しになると情緒的になる傾向にあるのは何なんだろね。
先達が残してくれたものは唯一教訓である。
posted by PPFV at 20:44| パリ ☁| Comment(2) | TrackBack(4) | ニュース拾読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月16日

「お年寄りは冷静に」とのたまう「振り込め詐欺」ならぬ「自動振替詐欺」斡旋新聞

後期高齢者医療 冷静に制度を理解しよう(産経新聞社説2008/4/16)
http://sankei.jp.msn.com/life/welfare/080416/wlf0804160244001-n1.htm

むしろ天引きは窓口で支払う手間が省ける。納付漏れを少なくするにも有効な手段だ。お年寄りにも冷静な対応を求めたい。


「振り込め詐欺」みたいにいちいち騙す手間いらず。取りっぱぐれのない「自動振替詐欺」いや「天引き詐欺」か。

 高所得者や従来の自治体独自の減免制度から外れた人などは保険料が上がる場合もあるが、新制度移行で下がる人も多い。


「冷静に」と諭すだけあってさすが冷静な御用新聞の分析だ。で当の与党はどう言ってるかと思えば・・・

後期高齢者医療制度:政府・与党に危機感 「天引き」不満(毎日新聞2008/4/16)
http://www.mainichi.jp/select/seiji/news/20080416k0000m010093000c.html

 この日の閣僚懇談会では、舛添氏に対し「大きな政治的問題になってきている」「街頭演説もしっかりやるべきだ」などと危機感を反映した声が続出。舛添氏が答えた「7〜8割の人は安くなる」との見通しを町村氏が会見で披露した。しかし15日夜、当の舛添氏は記者団にその根拠を問われ「(資産割りがかからない)国保方式で計算している市町村が8割あり、ここはおおむね下がると思い発言した。自分の感じを言ったので、(閣僚懇の)外で言う話ではない。正確な数字は言えない、が正しい答え」と述べるばかりだった。


残念。

《以下、参考口直し記事》

天引き年金、通帳見て高齢者怒り(朝日新聞2008/4/15)
http://www.asahi.com/life/update/0415/TKY200804150153.html

高齢者医療―お年寄りの不安を知れ(朝日新聞社説2008/4/10)
http://www.asahi.com/paper/editorial20080410.html#syasetu2

新年度スタート 差別医療制度は中止・廃止を(しんぶん赤旗主張2008/4/1)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-04-01/2008040102_01_0.html

社説:広がる怒り 「うば捨て」にしてはならない(毎日新聞社説2008/4/16)
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20080416k0000m070163000c.html

後期高齢者医療制度 “命”天引き 年金から保険料取り立て開始(しんぶん赤旗2008/4/16)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-04-16/2008041601_01_0.html
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2008年04月03日

[しんぶん赤旗]「靖国」上映中止 表現の自由の侵害を許すな

「靖国」上映中止 表現の自由の侵害を許すな(しんぶん赤旗主張2008/4/3)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-04-03/2008040302_01_0.html

「靖国」上映中止 論議あるからこそ見たい(産経新聞主張2008/4/2)
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/080402/tnr0804020305000-n1.htm

なんと産経新聞も上映中止は「残念」なんだそうだ。

 上映中止をめぐり、配給・宣伝協力会社は「日本社会における言論の自由、表現の自由への危機を感じる」とのコメントを発表し、映画演劇労働組合連合会も「表現の自由が踏みにじられた」などとする抗議声明を出した。憲法の理念をあえて持ち出すほどの問題だろうか。


なんだ、その程度か。

 不確かな写真を使った記録映画に、国民の税金が使われているとすれば問題である。文化庁には、助成金支出の適否について再検証を求めたい。


結局それが言いたかった模様。
それにしても産経にさえも「上映中止は残念」と言わしめるこの問題、にもかかわらず自主規制してしまうこの有り様はいったい何なんだ??



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2008年03月31日

ひとり二役の八百長

こちら旧経営陣責任論よいしょ記事

新銀行東京、旧経営陣独走が経営難招く・行員の進言無視 (日本経済新聞2008/3/22)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080322AT1G2200M22032008.html

 新銀行東京(東京・千代田)の経営難問題で、財務データを基に融資の可否を自動的に決める「スコアリングモデル」について、一部行員が開業直後「極端に依存するのは危険」と進言したにもかかわらず、当時の経営陣が「すでに決まったこと」と無視していたことが22日、分かった。元行員が経営を不安視するリポートを提出していたことも判明。旧経営陣の独走が経営難を招いた構図が明確になった。



こういう記事もちゃんと読んどく必要ありますね。

新銀行東京 反対の世論を踏みにじった(しんぶん赤旗主張2008/3/27)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-03-27/2008032702_01_0.html

↓ここ重要

 日本共産党の曽根はじめ議員が二十五日の都議会で明らかにした内部メモによると、マスタープランに無理があることをつかんだ旧経営陣が“手抜き融資”を減らし、計画を修正しようとしていたことが分かります。ところが都側は出資者としての権威を振りかざして、マスタープラン通りに戻すよう旧経営陣に迫り、「ご指摘に従う」と屈服させました。

 このときの都側の代表が現在の新銀行の津島隆一代表執行役です。津島氏ら現経営陣が知事と都側を免罪し、旧経営陣にすべての責任をなすりつける報告をまとめたのは八百長以外の何物でもありません。マスタープランに従った無謀な融資の焦げ付きと、ATMの巨額の経費が大赤字の元凶になったことは明白です。

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[産経関西]国歌斉唱 起立1人 卒業生170人 教員が指導か 門真の第三中

国歌斉唱 起立1人 卒業生170人 教員が指導か 門真の第三中(産経関西2008/3/27)
http://www.sankei-kansai.com/01_syakai/sya032703.htm

唯一、斉唱した学生は(ある意味)見上げたものだ。
しかしながら、自分が歌ったがために信頼する先生が何らかの処分を受けるなんてことになれば彼は同様の行動が取れただろうか・・・などと心配するまでもなく幸い彼には歌う自由が保障されていたわけで、それは何よりのことである。
歌わない自由も同様に願う。「変な歌を必死でもれなく歌わせようとする変な国」にならぬよう。

この件に関しては今後の動きに注目しておく必要がありそうだ。
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2008年03月28日

姑息に愛を語る

学習指導要領 君が代『歌えるように』 「愛国心」総則明記 直前変更きょう告示(東京新聞2008/3/28)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008032802098990.html

どんな姑息な手を使ってでも身につけて欲しい「愛国心」がある(爆)

《2007/3/31追記》

新学習指導要領 危うい公教育の中立(琉球新報社説2008/3/30)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-130654-storytopic-11.html
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2008年03月27日

「小心者石原」なんかよりむしろ危険なのは「日本の政治を腐らす公明党」

追加出資可決―「石原銀行」延命の重い罪(朝日新聞社説2008/3/27)
http://www.asahi.com/paper/editorial.html?t#syasetu1

石原銀行増資 都民の意に背く独善だ(東京新聞社説2008/3/27)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2008032702098707.html

都民にツケ回した「石原銀行」救済の罪(日本経済新聞社説2008/3/27)
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/index20080326AS1K2600426032008.html

石原に対する批判はもっともだが、公明党の堕落腐敗振りには日経以外の社説はいずれも温厚な印象だ。公明党の動向が注目されていた今回の議案可決だったのだが、動向もなにも国政における公明党の在り様を見れば今回の結末もおおよそ想像がつく。
公明党支持者の中にも反対の声は多く党執行部は板ばさみなどとまことしやかに語られていたが、冗談ではない。そんな裏切りは過去何度も行われているのである。それでも支持票は全然逃げないのである。そんなことは計算ずくのこと、きっこ氏言うところの「ナンミョーのチカラ」なのである。
政教分離原則の重要性を改めて感じているところである。
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2008年03月26日

自衛隊頼りの組織にロクなものはない

町長ら町幹部職員、自衛隊に体験入隊…宮崎・都農町(読売新聞2008/3/25)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080325-OYT1T00408.htm

かつてはこんな変態な風習があちらこちらで残っていてうんざりしたものだが、そんな風習も社会の進化に伴って徐々に減り早晩なくなるものだと思っていた。
けど社会は進化するとは限らないみたいだ。

さて、町長は

「嫌な仕事は避ける傾向が組織全体にある。一丸となって課題に対応できる組織に生まれ変わる」と真剣だ。


なんだそうだが、

入隊するのは町長ら3役と課長、課長補佐級で、40〜50歳代。


町長はいいとしても課長、課長補佐級の方はご愁傷様である。
そして組織が生まれ変わるための真剣な作業がコレである。

 午前6時半に起床し、午後5時まで、集団行動訓練と、ランニングなどの体力増強運動がみっちり。午後11時の消灯まで担当教官が目を光らせ、〈1〉布団はきれいにたたむ〈2〉部屋を出入りする際は大声であいさつする――などの生活習慣をたたき込む。体力増強運動では、音を上げるまで腕立て伏せやランニングを課すという。


アホか。いったい組織をどう生まれ変わらせようとしているのか怪しいものだが、少なくとも町民に目を向けた行政サービスのためには効果があるとは思えない。それは国民に目を向けない自衛隊が証明してしまっている。
まずやらなければならない「嫌な仕事」は町長に苦言を呈することだろう。「危機感」持つのは結構なことだが方向を誤るとじつに滑稽で迷惑なもの。「どげんかせんといかん」のはこんな安直な発想しかできない町長自らである。
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2008年03月19日

他人は裁けても自分は裁かない悲しき司法〜横浜事件

この判決についてはもちろん各紙問題視しているが、その捉え方にはずいぶんと開きがあるようだ。いくつかの社説の中からわかりやすい一文を拾ってみる。

横浜事件判決 過ち直視せぬ決着では(中国新聞社説2008/3/15)
http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh200803150163.html

 悲劇を繰り返さないためにも、過去に学ぶ必要がある。汚点を自らぬぐう機会を失っただけではない。新たな汚点を重ねたことを司法は心に刻むべきである。


↑わたし的には最も納得できた社説。問題の本質をついてるのではないか。

横浜事件再審―過去の過ちに背を向けた(朝日新聞社説2008/3/15)
http://www.asahi.com/paper/editorial20080315.html#syasetu2

最高裁は国民の信頼を得る好機をみすみす見逃したというほかない。


↑「国民の信頼を得るチャンス」だったとは甚だ大甘。過去の過ちといってもそれは自らの過ちなのである。それに背を向けることがいかに危険か。

横浜事件 最高裁判決から何を学ぶか(読売新聞社説2008/3/15)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20080314-OYT1T00995.htm

 戦時下のでっち上げによる言論弾圧に対し、元被告側がはっきり無罪を宣告してもらいたかったという心情は理解できる。だが、法律や判例を超えることはできず、致し方のない結論だろう。


↑まったくヒトゴトである。もっともこの判決自体が「ヒトゴト判決」だったわけだが。
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2007年10月12日

「自衛隊が警察と共謀」だと

自衛隊が警察と共謀/立川ビラ弾圧事件 2カ月前から逮捕仕組む
本紙が内部文書入手/依頼・調整、現場下見も(しんぶん赤旗2007/10/12)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-10-12/2007101215_01_0.html

もともと、まこと不自然な逮捕行為。「やはりね」という意を強くするが、断じて許しがたい行為だ。明らかになったことはせめてもの救い。
posted by PPFV at 21:10| パリ ☁| Comment(0) | TrackBack(4) | ニュース拾読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

[しんぶん赤旗]給油活動も治安部隊参加も憲法九条は禁止ている

給油活動も治安部隊参加も憲法九条は禁止している(しんぶん赤旗2007/10/9)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-10-09/2007100902_03_0.html
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2007年10月01日

[東京新聞]記述修正「工夫と知恵で」 集団自決検定で町村氏

記述修正「工夫と知恵で」 集団自決検定で町村氏(東京新聞2007/10/1)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007100101000864.html

県民感情に理解を示した上で「(教科書の記述訂正・修正について)関係者の工夫と努力と知恵があり得るのかもしれない」との認識を示した。


沖縄県民の怒りの大きなうねりがもたらした歓迎すべき「変化」ではあるがこのコメントはいただけない。そもそも「事実」を「事実」として記述するのに何の工夫や知恵が必要なのだろうか。もっとも「事実」を「ウソ」と記述するには工夫や「悪」知恵が必要だろうが。
posted by PPFV at 23:35| パリ ☁| Comment(0) | TrackBack(2) | ニュース拾読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする